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東京の小鬼たち No.3
Since 2002/July/17
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 名前の通り「牡蠣(かき)」が美味い。

 殻付きの生の牡蠣にレモンを絞ってかけて食べる。

 殻は一度ナイフでこじ開けてあり、食べやすいように貝柱を切ってある。

 上に乗っかっている殻をどけて、レモンを絞り、下の殻ごと口に運び、吸い込むように食べる。

 口の中にチュルリという感じだ。

 とりあえず「生牡蠣(なまがき)」を二人前たのんだのだが、あまりにおいしいので、もう二人前追加した。

 白ワインも赤ワインもガバガバ飲んだ。

 あっという間に二人で「生牡蠣」を四人前平らげた。



 「牡蠣も美味いけど、他のものも頼んでみようぜ。」

 「じゃあ、このクラムとチェリー・クラムも食べてみましょう。」

 「オッケー。」



 「牡蠣」も美味いのだが、この「チェリー・クラム」がおいしい。

 「チェリー・クラム」は日本でいう「アサリ」なのだが、大きさは日本で食べる「ハマグリ」くらいはある。
 日本で食べる「アサリ」よりもオレンジ色が濃い。
 厚みがあるので、歯ごたえもしっかりしている。

 「クラム」が「ハマグリ」なのだが、大きさがばかでかい。

 日本で食べる「ハマグリ」の倍くらいはある。

 これも美味いのだが、ちょっと大味な気がする。

 とりあえず、一通り食べ比べてみると、「チェリー・クラム」が一番美味いと思う。

 外国では刺身のように海産物を生のままでは食べない、と日本ではよく聞くが、そんなことはないとニューヨークに来てわかった。

 それは、外国という言葉をヨーロッパも北米も南米も何もかも「一緒くた」にしているのだ。

 その上に、「まあこう言っておけば、外国のことを知らない日本人は納得するだろう」といったニュアンスなのだと思う。

 ニューヨークは特別だという人もいるけれど、人間という動物は美味ければ食うだけのことだ。

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